仰臥ぎようが)” の例文
彼女は童女のやうに円く肥つて眼をつぶり口を閉ぢ、寝台の上に仰臥ぎようがしたままいくら呼んでも揺つても眠つてゐた。呼吸もあり、体温は中々高い。
智恵子抄 (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)