“仮葬”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かりそう50.0%
かりとむら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠藤の父親が、国許くにもとから出て来て、仮葬かりそうを済ませたのが、やっと今日の午後のことで、部屋の中には、彼の持物が、まだ荷造りもせず、置いてあるのです。
屋根裏の散歩者 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
「与兵衛さんは、せめて死骸でも拾って、仮葬かりとむらいでもしてやろうという御親切なんだね。それで俺らの死骸をかついで来ると、その途中にお医者様が寝ていたんだよ」
大菩薩峠:07 東海道の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)