“今朝来”の読み方と例文
読み方割合
こんちょうらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今朝来こんちょうらい、敵見山にのぼって、展望に注意しておりましたところ、今日はしきりに敵の移動がみられまする」
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今朝来こんちょうらいの善戦を謝し、すでに十数合の戦いをしてきたこと、かつは中天ちゅうてんを過ぎて来、いかに死力をしぼりきっても、肉体の精力にはかぎりがある、おそらく次の突撃が
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「左兵衛ノかみ直義です。今朝来こんちょうらい、おまち申しあげておりました。兄尊氏もいずれごあいさつにまかり出でましょうが、ひとまず、花山院の御旧居へ、直義、ご案内つかまつりまする」
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)