“今暁”のいろいろな読み方と例文
旧字:今曉
読み方割合
こんぎょう92.0%
けさ8.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昨夜、夜半から今暁こんぎょうにかけて、ひんぴんたるその早馬です。——すでに、敵は袁紹を総大将と仰ぎ、曹操を参謀とし、その第一手の先鋒を
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夜明けて後男共は今暁こんぎょう死犢しとくを食料にせんことを請求してきた。全くる故障より起った早産で母牛も壮健であるのだから食うても少しも差支さしつかえはない。
牛舎の日記 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
今暁けさの雪に健康をそこねて苦しい気がしますから、気楽な所で養生をしようと思います。
源氏物語:34 若菜(上) (新字新仮名) / 紫式部(著)
今暁こんぎょうわれわれは、彼ら以上の大成功を期待している。諸君よ、怖れず今暁けさも子供のように隠れようではないか。余は各自が、充分その任務を尽さんことを望む。諸君、サア、浮揚の部署につこう
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)