“人倫”の読み方と例文
読み方割合
じんりん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
戸籍などはどうでもいいようなものだが、しかし人倫じんりんの道は正しいに越した事はない。幾年も夫婦同様にしていれば結局籍を
つゆのあとさき (新字新仮名) / 永井荷風(著)
しかし気違いでもない事がわかると、今度は大蛇だいじゃとか一角獣いっかくじゅうとか、とにかく人倫じんりんには縁のない動物のような気がし出した。
おぎん (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
その才物さいぶつなるは一目いちもく瞭然りょうぜんたることにて、実に目より鼻へ抜ける人とはかかる人をやいうならん、惜しいかな、人道以外に堕落だらくして、同じく人倫じんりん破壊者の一人いちにんなりしよし聞きし時は
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)