“五間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いつま75.0%
ごけん16.7%
けん8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勿論、そのあいだの五間いつまにはともしびを置かないで、途中はすべて暗がりのなかを探り足でゆくことになっていた。
百物語 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
手さぐりで五間ごけん程も進むと、左側の闇に、何か白いものが感じられた。やっぱり網膜のいたずらかと疑ったが、どうもそうではないらしい。何かが蹲まっているのだ。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
急いで追付いて手を引張ったけれど、また押返されて、くッついたり離れたりして四、五間けん歩いて行ったのよ。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)