五六日ごろくんち)” の例文
「病院と申すほどの所ではございませんが、ちょうどお医者様の二階がいておるので、五六日ごろくんちそこへおいていただく事にしております」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この母は年に一二度ずつは上京して、子供の家に五六日ごろくんち寐起ねおきする例になっていたんだが、その時は帰る前日から熱が出だして、全く動けなくなった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)