“九曜巴”の読み方と例文
読み方割合
くようともえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ九曜巴くようともえの提灯だけが一つ、相変らず宙に浮いて、右へ揺れたり左へ揺れたりしているところを見れば、弁信だけはまだ斬られてはいない様子です。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ただおかしいのは、手に九曜巴くようともえの紋のついた、かなり古びた提灯をともして持って出たことです。それが倉から出て戸前を二三歩あるくと、そのあとから出て来たのは竜之助です。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)