乗馬じょうめ)” の例文
旧字:乘馬
家持の乗馬じょうめは再、憂鬱ゆううつに閉された主人を背に、引き返して、五条まで上って来た。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
「先日の遠乗りに、殿が御乗馬じょうめをそらせられたとき、私はすぐにそれと気づき、他の者たちと別れるなり伊部村へまいりました、殿が伊部村の小屋へおたちよりになったことを、私は存じております」
若き日の摂津守 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
しかも彼は乗馬じょうめかせてこれにまたがり
死処 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)