中入なかいれ)” の例文
玩具おもちゃが二つばかりに本が二三冊、紙入の中入なかいれ見たような物や何かゞ有るが皆違って居るから
しばらくあつて藤井紋太夫の事があつた。隱居西山公が能の中入なかいれに樂屋に於て紋太夫を斬つた時、清休は其場に居合せた。眞志屋の遺物寫本西山遺事の附録末二枚の欄外に、壽阿彌の手で書入がしてある。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)