“世降”の読み方と例文
読み方割合
よくだ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
必ずしも島人がくわだて望んだことでないにもかかわらず、世降よくだって価値が広く認められるようになれば、すなわち彼らは風濤ふうとうの間に辛苦しなければならなかったのみか
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
世降よくだって恒例臨時の奉幣はしばしば絶え、これにかわって個々の祈願の奉幣のみがきそい進んだために、是が第二宗教の法会ほうえなどと混同して、次第に朝家みずからその祭典を執行とりおこなわせられるように
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)