世皇孫せいのこうそん)” の例文
村上天皇の第七子具平親王ともひらしんのう世皇孫せいのこうそんである俊寛が、南蛮の女とちぎるなどは、何事であろうと考えた。彼は、あるじが流人になったため、心までが畜生道に陥ちたのではないかと嘆き悲しんだ。
俊寛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)