世帯気しょたいげ)” の例文
巣鴨辺すがもへん弥勒みろくの出世を待っている、真宗大学しんしゅうだいがくの寄宿舎に似て、余り世帯気しょたいげがありそうもないところは、おおい胸襟きょうきんを開いてしかるべく、勝手に見て取った。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)