不所存ふしょぞん)” の例文
「相分りました。秀次様には、自分から、おことば通りを、よくお伝え申しあげますれば、なにとぞ、お怒りをおなだめ下さいませ。——市助の、不所存ふしょぞんに、ござりました」
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)