不動金縛ふどうかなしば)” の例文
これ蒲生泰軒は切実にこう感じて、こころの底からなる恭敬の念にうたれたのだ。その畏怖の情に包まれて、さすがの放胆泰軒居士も、ついぞなく、いま身うごきがとれずにいる不動金縛ふどうかなしばり。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)