“下座”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
げざ56.8%
しもざ40.9%
したざ2.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下座げざの三味線きのお玉さんの根岸の家で死んだのは、つい一咋年のことだったが、なんだか随分昔のような気もする。
三つの挿話 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
縁側からにじり込んで、下座しもざにズボンの膝を折目正しくかしこまったその紳士を見て、私はまた土地の新進歌人のひとりかと早合点をした。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
お茶場に、おつかさま、下座したざ姉様あねさまが、何れも説教者の方へ顔を向けて一心にお使僧の説教に聞入つて居た。村の人は二十四五人も集まつて居た。
夜烏 (新字旧仮名) / 平出修(著)