上品じやうぼん)” の例文
でつかい建物たてものや、ごてごてした裝飾には口をあけておつたまげても、こんな幽邃の美には一向に感心しない。浦島さん、あなたの上品じやうぼんもあてにならんね。
お伽草紙 (旧字旧仮名) / 太宰治(著)
まどひなくて経ずする我と見たまふか下品げぼんほとけ上品じやうぼんほとけ
みだれ髪 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
でつかい建物たてものや、ごてごてした装飾には口をあけておつたまげても、こんな幽邃の美には一向に感心しない。浦島さん、あなたの上品じやうぼんもあてにならんね。
お伽草紙 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
いづれにしても、あの眞の上品じやうぼんの筈の乙姫が、こんな始末の惡いお土産を與へたとは、不可解きはまる事である。
お伽草紙 (旧字旧仮名) / 太宰治(著)
いづれにしても、あの真の上品じやうぼんの筈の乙姫が、こんな始末の悪いお土産を与へたとは、不可解きはまる事である。
お伽草紙 (新字旧仮名) / 太宰治(著)
へたへたと最敬禮なんかして、上品じやうぼんもくそもあつたものぢやない。それ、乙姫さまのお招きだ。行きませう。
お伽草紙 (旧字旧仮名) / 太宰治(著)
へたへたと最敬礼なんかして、上品じやうぼんもくそもあつたものぢやない。それ、乙姫さまのお招きだ。行きませう。
お伽草紙 (新字旧仮名) / 太宰治(著)