三十歳さんじゅう)” の例文
娘はもう三十歳さんじゅう余りで、出戻りであったが、瀬戸物屋をしまってから、湯島の方へ引っ越して来た。母子二人きりで質素に暮し、田舎へ小金を廻しなどしていた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)