一茶いつさ)” の例文
柏原には一茶いつさ俳諧寺はいかいじの在ることは聞いてゐたが、霧が深くて見に行く氣にもなれなかつた。何處の國道沿ひにでも見る破驛はえきの姿は此村にも見られた。
霧の旅 (旧字旧仮名) / 吉江喬松(著)
俳諧寺一茶いつさは暫く問はず、天明以後の俳人たちの仕事は殆ど誰にも顧みられてゐない。僕はかう云ふ俳人たちの仕事も次第にあらはれて来ることと思つてゐる。
この図を描くに至つた動機と云ふやうな事もありませんがかつわたくし一茶いつさの句であつたか蕪村ぶそんの句であつたか、それはよく覚えませんが、蚊帳かやの句を読んで面白いと思つて居りました。
(新字旧仮名) / 上村松園(著)
たとへば僕も一茶いつさのやうに交合記録を書いたとする。それを又中央公論か何かの新年号に載せたとする。読者は皆面白がる。批評家は一転機を来したなどとめる。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)