一歩毎ひとあしごと)” の例文
立留つて後の二人を待たうかと、一歩毎ひとあしごとに思ふのだが、何故かそれも出来なかつた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
一歩毎ひとあしごと老爺おやぢの持つた鍵がぢやらぢやらと鳴る。
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)