“ミイラ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:みいら
語句割合
木乃伊100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫人は、灯もない夕暮の自室に、木乃伊ミイラのようにせ細ったからだを石油箱の上に腰うちかけて、いつまでもジッと考えこんでいた。
ヒルミ夫人の冷蔵鞄 (新字新仮名) / 海野十三丘丘十郎(著)
自分の女房を連れて來ると、怪男子はいつて、間もなく他の部屋から一個の人間を運んで來たが、それは女の木乃伊ミイラであつた。
奇怪な客 (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
左右の膝に置いた手が分捕ぶんどりスコップ位ある上に、木乃伊ミイラ色の骨だらけの全身を赤い桜の花と、平家蟹の刺青ほりもので埋めているからトテモ壮観だ。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)