“ドクトル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
医師33.3%
博士16.7%
老医8.3%
先生8.3%
国手8.3%
國手8.3%
老医師8.3%
船医8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人の間に、優しい感情さえ生まれていたということも有り得なくはなかろう。エレオノーレは後年、ベートーヴェンの親友の一人である医師ドクトルヴェーゲラーにとついだ。
そして私と博士ドクトルマクドナルドが、今またそれをめる
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
今の呑兵衛老医ドクトルと、非番だった慶北丸の来島運転士を、その漁師に言伝ことづけて呼寄せると、この縁側で月を相手に一杯やりながら、心ばかりの弔意を表しているところだった。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
呑兵衛のんべえ老医ドクトルも心配して
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
しかしもっとも実弾がうまく装填されておれば、何発でも何の痕跡ものこさずに、撃つことも出来ることは出来るのだが、——さてもう、キューピット氏の死体は、動かしてもよろしいでしょう。それから先生ドクトル、夫人を
いとはしたなくて立てる満枝はドアくに驚かされぬ。入来いりきたれるは、附添婆つきそひばばか、あらず。看護婦か、あらず。国手ドクトルの回診か、あらず。小使か、あらず。あらず!
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「おとなしくなさい、はゝゝ。」と國手ドクトルわらはれて、「はい。」とそでをおさへてかへると、ばんあたりから、何年なんねんにもつひぞない、めうな、不思議ふしぎ心持こゝろもちる。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「ソレ見ろ」というので友吉おやじと赤い舌を出し合ったが、これというのも要するに、あの呑兵衛老医師ドクトルのお蔭だというので、三人が寄ると触ると、大白たいはくを挙げて万歳を三唱したものだ。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そこで朝の空気をひとりで吸っていた船医ドクトルに出会った。