“ギヤルソン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下部50.0%
下僕25.0%
給仕人25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
女はダンヌンチヨが黒奴や其他の野蛮人を下部ギヤルソンに使つて得意になつて居ると云ふことを話した。女はおれを黒奴の下部ギヤルソンあつかひにして居るのかも知れない。
素描 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
門の方からその家の十二三の下僕ギヤルソンが白い胸当をして鳥打帽を被つた姿で、公園の道見たやうな芝の中の白い道を通つて来る。女は国に置いた長男の顔がまざまざと目に見えて来た。
午後 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
博士が巴里パリイへ寄らずに日本からこの土地へ来られたのも語学に関するその理由からであつた。話込んで居る内に客は皆帰つて僕等と主人夫婦とだけが残り、どの給仕人ギヤルソンも先に寝て仕舞しまつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)