“ガラン”の漢字の書き方と例文
ひらがな:がらん
語句割合
伽藍100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
イヨイヨ時刻到来シテ、松明タイマツノ火ニ西風来ツテ吹キカケ余多アマタ伽藍ガラン一宇イチウモ残ラズ、夜昼三日、黒雲トナツテ焼ケ終ンヌ……。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
姫は、緑青を盛つて、層々うちカサナる楼閣伽藍ガランの屋根を表した。数多い柱や、廊の立ち続く姿が、目赫メカガヤくばかり、朱でみあげられた。むら/\とタナビくものは、紺青コンジヤウの雲である。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)