“アリゲーター”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二三度そういうことを繰り返しているうちに、その男は、さっきから数回銛をぶちつけていたのは、石ではなくて、アリゲーターガールそのものであったことに気がつく。
異魚 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
この水族館の中の王者は、アリゲーターガールである。非常に大きい魚で、体長七尺に及ぶものが珍しくない。
異魚 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
アリゲーターガールは、この鮫の頭上、水面近いところに、じっと浮んでいる。水面近いところは光が比較的よく届くので、水が薄緑色に透け、その中に真黒い巨大な魚体が、シルエットの姿に浮び出ている。
異魚 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)