“ろうだん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
壟断96.8%
壟斷3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
藤原時代において上流社会の壟断ろうだんするところとなっておった文明に比べて、その典雅の度を減じて通俗になり、卑近になり
維新後、天下の大勢を牛耳って、新政府の政治と、新興日本の利権とを併せて壟断ろうだんしようと試みた者は、所謂、薩長土肥の藩閥諸公であった。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その照らしにはツきりと映つたのは、數丈高い空間に鐵材の構造が壟斷ろうだんされた鼻である。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)