“りんざ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
輪挿50.0%
輪揷50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ミチ子嬢といわれる婦人の机の上には、一輪挿りんざしに真赤なチューリップが大きな花を開いて居り、机の横の壁には縫いぐるみの小さいボビーが画鋲がびょうでとめてあった。
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)
大家おおやっておいたくさひばりが夕暮れになるといつもいい声を立てて鳴いた。床柱とこばしら薔薇ばらの一輪揷りんざし、それよりも簀戸すどをすかして見える朝顔の花が友禅染ゆうぜんぞめのように美しかった。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)