“りくとう”の漢字の書き方と例文
語句割合
六韜100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孫子呉子、六韜りくとう三略、などというからロクないくさは出来ない。すべて前人の作ったものは、認めないことにするがいい。認めるからこそ議論が起こる。議論というものは花が咲く。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
かの有名な兵学者大江匡房おおえのまさふさは家の祖である。大江家伝襲でんしゅう六韜りくとう孫子そんしなどの兵書やら外来の蔵書が、彼の手に移っていたとしてもふしぎはない。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ですが、大江匡房おおえまさふさの家書家統をいで、六韜りくとう奥義おうぎきわめられたとか。ご高名は、この地方でも隠れはありません」
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)