“よしかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
義賢42.9%
義象28.6%
義方14.3%
義質14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御次男義賢よしかた様の手の者——と下で答えた。
此話は翁草おきなぐさに出てゐる。池邊義象よしかたさんの校訂した活字本で一ペエジ餘に書いてある。私はこれを讀んで、其中に二つの大きい問題が含まれてゐると思つた。一つは財産と云ふものの觀念である。
高瀬舟縁起 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
忠琢は帰山かへりやま氏をめとつて四子六女を挙げた。長男伊之助の生れたのは、文政九年忠琢三十歳の時である。伊之助、名は義淳よしあつ、後義方よしかたと改めた。経を安積艮斎に学び、又筆札を善くし、章斎と号した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
もと越後新潟の人で、抽斎と伊沢蘭軒との世話で、そう対馬守つしまのかみ義質よしかたの臣塩田氏の女壻じょせいとなった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)