“やしゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
野州90.5%
夜襲4.8%
野臭4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
諸君の中には近頃一読せられた人もあろうと思うが、清水文弥翁の『郷土史話』には、野州やしゅう那須なすの農村における実験がしるしてある。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
秀吉の死後、三成一派が家康を夜襲やしゅうするという噂の時にも彼は顔色を変えてしまったということで、いい年配になってもそういう素直な人だ。
家康 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
ところが、じっさいの彼という人間は、その野臭やしゅうにも似ず、なかなかこまかい神経があり、武将のうちでは学問もあるほうだった。