“ももせ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
百瀬80.0%
百々瀬20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鉄砲町の百瀬ももせという接骨医の裏にいたが、半片はんぺんを三角にきって煮附につけたお菜をわけてくれて、絵硝子ガラスのはまった行燈あんどんのわきで一緒に御膳をたべさせるのを楽しみにしていた。
話は前に戻るが、問題の娘は、百瀬ももせしのぶ、二十歳、もちろん実家は百姓、没落組の地主だが、父親は身勝手な自由主義者の一人、小生の血を分けた兄で、同時に、不倶戴天の政敵だ。お含みを願う。
光は影を (新字新仮名) / 岸田国士(著)
妹は秘蔵っ子だったが、それでも仕置の時だけは別で、強情な彼女は腕をいたりして、小伝馬町の骨接ほねつぎの百々瀬ももせへ連れてゆかれた。