“もくとん”の漢字の書き方と例文
語句割合
木遁100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの離屋の雨戸を締めきつて、二日がかりで考へて見ましたが、まるつきり見當はつきませんよ、——こいつは忍術か何んかですね、木遁もくとんの術といふのがあるでせう
火遁かとん水遁すいとん木遁もくとん金遁きんとんさては土遁どとんの合図もなしに、ふわりと現われ、ふわりと消える、白い雲よりなお身も軽い、白雲師匠の秘伝を受けて、受けて返すはへぼ弓、へぼ矢
猿飛佐助 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
「あやしいことはさらにない。ありふれた木遁もくとん隠形おんぎょうでちょっときさまをからかってみたのだ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)