“むしゃぶ”の漢字の書き方と例文
語句割合
武者振100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
世間は他人ひとごとどころではないと素気なくね返す。彼はいきり立ち武者振むしゃぶりついて行く。気狂いみているとて今度は体を更わされる。あの手この手。
食魔 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
「いえいえ放しませぬ、訳を話してくださらぬうちは、けっしてこの手を放すことではござりませぬ」と、女はいよいよ力をめて、一心に武者振むしゃぶりついた。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
倭文子の胸に武者振むしゃぶりつき、柔かい肌に、けものの様な爪を立てて、かきむしり、かきむしるのであった。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)