“むしかご”の漢字の書き方と例文
語句割合
虫籠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただこのくらいなだったが——山の根に演芸館、花見座の旗を、今日はわけて、山鳥のごとく飜した、町の角の芸妓屋げいしゃやの前に、先刻の囃子屋台が、おおき虫籠むしかごのごとくに、紅白の幕のまま
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
中宮は童女を庭へおろして虫籠むしかごに露を入れさせておいでになるのである。
源氏物語:28 野分 (新字新仮名) / 紫式部(著)