“みみだ”の漢字の書き方と例文
語句割合
耳立100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝顔の花が日ごとに小さくなり、西日が燃える焔のように狭い家中いえじゅうへ差込んで来る時分じぶんになると鳴きしきるせみの声が一際ひときわ耳立みみだってせわしく聞える。八月もいつかなかば過ぎてしまったのである。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)