“みきょうしょ”の漢字の書き方と例文
語句割合
御教書100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尊氏の寄進状、義詮よしあきら御教書みきょうしょ、清子の仮名文かなぶみ、上杉、細川、足利一族の下知状などである。私はすぐ清子の一通へとびつくように顔をよせた。見事な美しい筆である。
随筆 私本太平記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
正しくそれは、頼朝の御教書みきょうしょ
「いま伺えば、出陣の御教書みきょうしょに接しても、雲行きをみて、容易に、腰をあげぬ大名も多いとか。譜代ふだいのご恩もわすれた嘆かわしき武門のすたれ、はや見ているにしのびません」
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)