“まつご”の漢字の書き方と例文
カタカナ:マツゴ
語句割合
末期100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何しにその幸なものを、人間の手に罰しようぞ。これよりますます、『でうす』の御戒おんいましめを身にしめて、心静に末期まつご御裁判おんさばきの日を待つたがよい。
奉教人の死 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
アヌンチヤタが末期まつごの詞の我に希望の光明を與へしと、おん身のつれなき旅立の我を病に臥さしめしとは、おん身自ら推し給へといひぬ。
内匠頭が、仄暗い庭の死の座につく迄の一歩一歩から、彼の末期まつごびんの毛をなぶる微風のうごき迄を、今もまざまざ覚えている。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)