“まごと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
間毎88.9%
真事11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
白ペンキ塗の厚縁あつぶち燦々きらきらで、脾弱ひよわい、すぐにもしわってはずれそうな障子やからかみしきりの、そこらの間毎まごとには膏薬のいきれがしたり、汗っぽい淫らな声がえかけたりしている。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
広間の方ではまだ相当の人声であるが、その半分の、人なき間毎まごとの寂しさは急に増した。
われは御覧の通り、面相の醜きより菩提心を起して仏道に入りし者なりとて、空言そらごと真事まごと取り交ぜて、尋常の六部らしく諸国の有様を物語るに、聞き終りし和尚は関羽鬚を長々と撫で卸しつ。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)