“ぼつぼつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
勃々93.5%
没々3.2%
点々3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小野君は勇気勃々ぼつぼつたる青年であって欧米の新智識を有し、我輩の如きも学問の上に於て君の教えを受けたこともすくなくなかった。
東洋学人を懐う (新字新仮名) / 大隈重信(著)
没々ぼつぼつハムレットにも飽きたから、ドンキホッテと出掛けよう。雨が降つても傘がある。電車に乗れば屋根もある。
散歩生活 (新字旧仮名) / 中原中也(著)
一つ、大きなもの音のしたあとは、目の前の階子段も深い穴のように見えて、白い灯も霜を敷いたさまに床に寂しい。木目の節の、点々ぼつぼつ黒いのも鼠の足跡かと思われる。
鷭狩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)