“ぷんぷん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
憤々50.0%
芬々42.9%
紛々7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ト口に言って、「お勢の帰って来ない内に」ト内心で言足しをして、憤々ぷんぷんしながら晩餐ばんさんを喫して宿所を立出たちいで、疾足あしばや番町ばんちょうへ参って知己を尋ねた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
芬々ぷんぷんと香水のにほひがして、金剛石ダイアモンドの金の指環を穿めて、殿様然たる服装なりをして、いに違無ちがひないさ」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
八五郎はまだ紛々ぷんぷんとしております。癇癪のやり場に困っているのでしょう。畳ざわりも荒々しく、柱をたたいたり、げんこを振りまわしたり、少しもジッとしておりません。