“ふしあな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
節穴90.3%
節孔9.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて、赤羽主任は、その節穴ふしあなをふさいでいた血染ちぞめのせんを、吹矢の先に刺して懐中電灯の光を借りて、じいっと見つめた。
電気風呂の怪死事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「おのれがおのれがその二つの眼、節穴ふしあなかそれとも蜂の巣空すがらか! ……その香具師の群れ茨組こそ、飛天夜叉なのじゃ、飛天夜叉組なのじゃ!」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しをはりて七兵衛に物などくはせ、さて日もくれければ仏壇ぶつだんの下の戸棚とだなにかくれをらせ、のぞくべき節孔ふしあなもあり、さてほとけのともし火も家のもわざとかすかになし