“ひんむ”の漢字の書き方と例文
語句割合
引剥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うなるくらいならナゼ、もっと早く唸らない——というほどの意味であったか、その意味はよくわからないが、道庵は、荒っぽく引剥ひんむきもしかねまじき勢いの屏風びょうぶをそっと押して
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
愈々化けの皮を引剥ひんむいて恨みを晴らす時が来たと、嬉しさに腹の中から込み上げる笑いを世辞に紛らせて了うのだ、此の様な事は総て女の長所だが取り分けてお浦の長所だ
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
見事叩っ毀して面の皮を引剥ひんむいてくりょう。
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)