“ばばこちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
馬場孤蝶100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大正五年七月九日先生のいまだおおやけにせられざるに先立ち馬場孤蝶ばばこちょう君悲報を二、三の親友に伝ふ。余倉皇そうこうとして車を先生が白金しろかねていに走らするに一片の香煙既に寂寞として霊柩れいきゅうのほとりに漂へるのみ。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)