“はりごし”の漢字の書き方と例文
カタカナ:ハリゴシ
語句割合
張輿100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
要するに、事々、幕府の示威であり、二張輿はりごしは、かくて東海道の宿々を、よい見世物とされて行くにちがいない。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼らの中には、一つの張輿はりごしがまもられていた。いうまでもなく、その内の人は、捕えられた小右京であろう。が、ただびととも見えぬ相手とながめて
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「古典」によれば、途中、牛車はすてて怪しげな張輿はりごしに召し換えられたとある。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
門には、罪人の張輿はりごしきすえてあり、領送使の右衛門尉兼秋うえもんのじょうかねあきの部下が
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)