“はばうき”の漢字の書き方と例文
語句割合
羽箒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
主人はそれには何も答へないで、静かに羽箒はばうきを取つてそこらに飛び散つた挽茶ひきちやの細かい粉を払つてゐました。
利休と遠州 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
あたしは熱がりながら十一二で、おとなしくして、羽箒はばうきをもつて、どんなにしたら具合よくゆくかと、細かく神經しんけいをつかつて祖母の背中にむかつてゐた自分の姿を思ひ出してゐた。
お灸 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)