“はこづめ”の漢字の書き方と例文
語句割合
箱詰100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さっきの女のうちに、箱詰はこづめになった青年が三人とも泊ったことが判った。三人とも夜中にいなくなったので覚えているそうだ。遺留品いりゅうひんも出て来た」
地獄街道 (新字新仮名) / 海野十三(著)
急な雨の混雑はまたおびただしい。江戸中の人を箱詰はこづめにする体裁ていたらく。不見識なのはもちにでっちられた蠅の形で、窓にも踏台にも、べたべたと手足をあがいて附着くッつく。
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)