“はがん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
破顔77.8%
破顏22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次はツイ破顔はがん一笑します。まだ三十を越したばかり、にっこりするととんだ愛嬌あいきょうのある平次の顔が、おびえ切った相手の男の心持をやわらげたようでもあります。
と思ふと、静かにうなづいて、やをら十吉の方へ眼ざしを向けると、破顔はがん微笑した。……
灰色の眼の女 (新字旧仮名) / 神西清(著)
平次はツイ破顏はがん一笑します。まだ三十を越したばかり、につこりすると飛んだ愛嬌のある平次の顏が、おびえ切つた相手の男の心持をやはらげたやうでもあります。
これいて、黒髯くろひげ破顏はがんしてゑみふく
麦搗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)