“はいまつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
偃松88.9%
這松8.3%
匍松2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
穴のなかに敷いてある偃松はいまつの枯葉の上に横になって岩のひさしの間から前穂高まえほたかの頂や屏風岩びょうぶいわのグラートとカールの大きな雪面とを眺めることが出来る。
この窟の中で何年いつか焚火した事があるものと見え蘚苔せんたいに封ぜられた木炭の破片を発見した事である、この外には這松はいまつの枯れて石のようになりたる物二、三本とうさぎの糞二、三塊ありしのみである
越中劍岳先登記 (新字新仮名) / 柴崎芳太郎(著)
燧岳の紅葉は匍松はいまつ地帯より始まり、赤色ナナカマド針葉樹内に混色し、熊笹の沼山峠の近傍より大江川尾瀬沼の附近、三平峠の下の白樺帯の如き密林の紅黄葉は、到底日光、湯本、伊香保、榛名山
尾瀬沼の四季 (新字新仮名) / 平野長蔵(著)