“ぬりいろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
塗色100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ランプの光で鏡のやうにひかるピアノの塗色ぬりいろなぞを思ひ浮べると、其れ等のものがいづれも聲を出して自分の歸りを呼んで居るやうな氣がする。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)
街を歩いている支那の商人や、一輪車に乗って行く支那婦人の服装。辻々に立っている印度人の巡査がかしらに巻いている布や、土耳古トルコ人の帽子などの色彩。河の上を往来している小舟の塗色ぬりいろ
十九の秋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)