“にらさき”の漢字の書き方と例文
語句割合
韮崎100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ニガイ 甲府・韮崎にらさきあたりの名物として知られている煮貝は、富士川の水運を利用して入って来たものだが、まだそのあわびの生産地はどこであるか知らぬ。
食料名彙 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ちょうどその日の薄暮はくぼ韮崎にらさき方面からこの甲府城下へ入り込んだ武者修行ていの二人の者。前に進んでいたたくましいのが、何を思い出したか、刀の柄袋つかぶくろちょうと打って
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
帰りがけに、雨も小止みになったので、自動車で韮崎にらさきの町を突き切り、釜無川の東岸に沿うて、露出しているところの七里岩を、向う岸の美しい赤松の林から眺めた。
不尽の高根 (新字新仮名) / 小島烏水(著)